今八幡宮 秋季大祭 (山口市)
秋はお祭りの季節ですねー。
というわけで、昨日10月6日の木曜日
山口営業所のある地域の氏神様「今八幡宮」の秋季大祭にお邪魔してきました。
創建の年代は不明ですが、鎌倉時代以前だろうと伝えられているそうです。
御社殿は山口地方独特の造りで、国の重要文化財にも指定されています。
(詳細は今八幡宮さんのホームページを御覧ください)
このあたりは「八幡馬場」(やわたのばば)という地名で
近所に住まれている方のお話では、昔はお祭りで馬がダーっと走る神事があったのを覚えている・・・、とのこと。
お馬さんが2体いるのも、地名や神事に関連があるのかな?
動物つながりで・・・こちらの手水舎では、亀さんがお水を出してくださいます。
夕方が近づくにつれ町内の親子さんたちが集まってきて
ちょっとずつお祭りムードが高まっていきます。
子どもたちによる相撲大会が始まりました!
よく意味が分からないまま押し合う小さな子から、真剣勝負の小学生まで!
可愛かったり白熱したり、思った以上に見ごたえがあります。
境内を走り抜ける集団を発見! 練習コースなのかな?
いつもは静かなお宮ですが、今日ばかりは色々と賑やかですね。
さて、相撲大会の後はいよいよ御神幸祭(おみこし)です。
子どもたちも準備万端! お相撲の後なのに、みんな元気だなー。
早速出発!目指すは500メートルほど先にあるお旅所です。
大人も子どもも「ワッショイ!ワッショイ!」と、大きな声が街中に響きます。
無事にお旅所に到着しました。道路は通行止めをしているわけではないので、交通整理の係りの方が付きっ切りで誘導してくださっています。
戻るころにはだいぶ暗くなってきました。帰りも安全第一で。
無事お宮に戻りました!みなさまお疲れ様でした!
(渡辺)
【番外編】 能のカタチ(洞春寺)
夜のお寺にたくさんの人影・・・? 何をしているのかな?
答えは「能」!!
お面被って古文のような言葉を話して動きが独特の、
日本が世界に誇る無形文化遺産の、あの「能楽」です。
先週の木曜日に、山口市の臨済宗のお寺さん洞春寺(とうしゅんじ)で
能の講座「能のカタチ」が開かれたので参加してきました!
みなさんは能って見たことありますか? 私は生まれて初めての能体験でした!
とはいってもワークショップなので、目的は「能の鑑賞」ではなく「能に親しむ」こと。
私のような初心者にはうってつけです!
今回は6月に続き2回目の開催だそうです。
毎回テーマがあって、今回は「舞」と「謡」とのこと。
「まずは見てみよう」ということで、簡単なストーリーと見どころの説明を受けてから仕舞の鑑賞です。初めて間近で見る能の、動きの美しさと謡(うた)の力強さに引き込まれます。
引き込まれすぎて、きちんと写真を撮る余裕もありませんでした。。。
「舞」と「踊り」の違いや能独特の様式美についてのお話を聞き、ますます能に興味が湧いてきます。
そしてさらに・・・
能面を付けてハコビ(歩き方)の体験をさせていただきました!
私の付けているコレは武将のお面だそうです。強そうでしょうか?
顔がはみ出ているのは私の顔が大きすぎるというわけではなく、能面は顔より小さく作られているものだとのことです!
体験希望者みんなでハコビ練習中・・・老若男女が入り交じり能面を付けてぎこちなく歩く、なんともシュールな光景に。。
続いて「謡」の体験。講師の先生の真似をして、参加者みんなで「高砂(たかさご)」を謡います。
聞いているだけではなかなか意味の分かりづらい謡も、自分で声に出してみると親しみを感じます。
そして最後に改めて仕舞の鑑賞。講義と体験のおかげか、ただ圧倒されるだけでなく、より楽しんで鑑賞することができたように思います。
それにしても美しい。
アットホームで楽しみながら、貴重な体験もすることができて、素晴らしい講座でした!! 楽しい時間をありがとうございました!
みなさん、能楽めっちゃ楽しいですよ!!
来年もテーマ「狂言」で開催予定だそうです。
日時が決まりましたらぜひ、こちらのブログでもご紹介したいと思います!
さて、今回講師を務めてくださった3人のうちの一人「能楽師 今村嘉太郎」さんは、実は毎月山口市で能楽教室を開催されています。
場所は何と!市指定有形文化財でもある本物の能舞台「野田神社能楽堂」です。
まるっきりの初心者でも、本物の能舞台でお稽古できてしまうんです。衝撃です!
詳細は今村嘉太郎さんのホームページの「能楽教室」のところを御覧ください。
日時に変更がある場合がありますので、直接行かず、必ず事前にお問い合わせをお願いします。
(渡辺)
「第39回中国曹洞宗青年会山口大会・心の大学講座」 開催のお知らせです
10月18日(火)に山口市で行われる「中国曹洞宗青年会山口大会」(中国地方の曹洞宗青年会のお坊さんが集まります)にて併催される、一般の方々も参加可能な「心の大学講座」で復興支演舞台「イシノマキにいた時間」の映像上映が行われます。
復興支演舞台「イシノマキにいた時間」は、「東日本大震災」を「ボランティア」視点で描いたお芝居で、2011年12月の初演から現在まで全国各地で上演されています。
(→作品についての詳細は公式ホームページ『イシノマキにいた時間』 - Official Siteをご覧ください。)
舞台作品ですので「公演」をお願いすべく調整を重ねられたそうですが、スケジュールがどうしても合わず、映像による上映となったそうです。(2015年の紀伊國屋ホールでの公演を収録・編集したもの)
「山口県曹洞宗青年会」さんは、山口県内の曹洞宗の40歳までのお坊さんで構成されている団体です。とても精力的に活動されていて、研修会や坐禅会などのほかにも、タイの山岳地帯の子ども達への教育支援や、災害ボランティアにも積極的に参加されています。(→詳細は「山口県曹洞宗青年会」ホームページをご覧ください)
東日本大震災の復興支援についても、あの日から現在までに何十回となく現地に赴き、復興の状況に合わせたボランティア活動をされてきました。
そのような経緯もあり、「ボランティア視点での」災害・復興をテーマとしたこの作品の上演(上映)を決められたそうです。
宗教・宗派に関わらず、一般の方もご参加いただけます。(事前の申し込みが必要です。)山口県でこの作品を見ることのできる機会はなかなか無いと思います。ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
日時:平成28年10月18日(火) 受付日時:12:00~
会場:山口県総合保健会館 山口市吉敷3丁目1-1
参加費:入場無料 ※閉講式後に募金活動をさせていただきます
内容:
舞台「イシノマキにいた時間」映像上映
トークライブ【脚本家福島カツシゲ氏&写真家鈴木省一氏】
申込先:心の大学講座事務局 山口市仁保下郷2910源久寺内 Tel:083-929-0467
※一般来場の方は、予めお電話でお申込みください。
東日本大震災に限らず、日本全国様々な場所で自然災害が起きています。自分の地域に何事もなくても、被災地に対し「自分にできることはないのだろうか」と自問される方も多いのではないかと思います。そういったことを考える機会になればいいな、と思いつつ私も参加したいと思います。
さて、今回お話を聞かせてくださった「心の大学講座」事務局を務められている山口市の源久寺さんは、実は「大賀ハス」と呼ばれる古代ハスの名所で知られています。
もう時期は過ぎてしまっているのでどうかな?と思ったのですが、ちょこっとだけ咲いている花を見ることができました!
見ごろは7月下旬ごろのようです。来年はいっぱいに咲いたところの写真を撮れるといいなぁ。
さて実際のところ、今の時期の山口の風景はこんな感じです。
稲刈りがどんどん進んでいるので、彼岸花の赤と稲穂の金の組み合わせが見られるのも、あと少しでしょうか。
(渡辺)
荒高神社 もりさま祭り(山口市)
山口営業所への通勤途中によく見かける看板・・・すごく気になっていたんですよね。
お祭りがあることは分かるんだけど、どこでやるのかな・・・?
そして、ついに先日の9月1日。お祭りの準備をしているところに遭遇。
場所は・・・なんと営業所の近くのお寺さんでした!
というのも、元々「荒高」という地域にあった荒高神社は、明治時代に氏神さまの神社「今八幡宮」の境内に「八柱神社」として合祀されました。現在荒高にはお社は無く、荒高神社の近くにあった「長寿寺」さんにお旅所が設けられるそうです。
ちなみに「もりさま」は「荒高神社」の通称。ご祭神は菅原道真公です。
夕方には、営業所の真ん前までお神輿がやってきました!これは嬉しい!
少子高齢化に伴いお祭りの担い手が少なくなってきた中で、山口県立大学や野田学園高校の学生さん達が協力して、地域の人たちと一緒にお祭りを盛り立てているそうです!
夜になり、早速お祭り会場へ行ってみました。
会場の入り口に設けられたお旅所。とっても荘厳な雰囲気・・・と思いきや
会場内はとっても盛り上がっていました! 地域の人や学生さんが夜店を出されていて、とってもアットホームな雰囲気。
境内に設置されたステージの前には人だかりが!
私が行った時には、ちょうど県立大学の学生さんが「よさこい」を披露されていました。他にも、太極拳やフラダンスなど気になる演目がたくさんあり、ステージを見ているだけでも楽しめます。
さらに、気になるこの集団。みんな一生懸命にお皿を回していますw
ジャグリング体験コーナー。大人も子どもも夢中です!楽しそう!
みなさん、もちろん参拝もされていきます。参拝したら荒高神社の御札をいただきました。
お祭りも終盤に近づき、ちょっとしんみりした雰囲気に。
決して派手ではないけれど、地域のぬくもりを感じるとっても楽しいお祭りでした。
(渡辺)
大見山 超勝寺 (山口市)
こちらのお寺さんについては、いつも「お知らせ」で講座のご紹介をしてきましたが、肝心のお寺さんのご紹介をしていなかった・・・!
というわけで、今回は山口市の徳地という地域にある浄土真宗 本願寺派のお寺さん「大見山 超勝寺 (だいけんざん ちょうしょうじ)」さんをご紹介したいと思います。
超勝寺さんといえば、なんといってもこの方です!!
副住職の大來尚順さん。見たことのある方もいらっしゃるかもしれません。
というのも、テレビ番組「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」への出演をはじめ、国内外を問わずいろいろな方面でご活躍されているのです。
ハーバード大学神学部で研究員として学ばれ、通訳・翻訳家としても活動されていて、講演やらコラムやら引っ張りだこで、テレビ番組にも出演されていて・・・と、まるで漫画の中から出てきたようなお坊さんです(笑) しかもサラリーマンとしてお勤めもされているそうです! わらじがいくつあっても足りません!
両手に持たれているのはご自身の著書
「超カンタン英語で仏教がよくわかる」と
「端楽(はたらく)」です。 (下線はアマゾンにリンクしています)
私的にザックリと説明させていただくと
「超カンタン英語で仏教がよくわかる」は、取っつきにくい仏教用語を英語に訳してみたら、あら不思議、とっても分かり易くなっちゃった!という本。
「端楽(はたらく)」は、働くうえでの悩みも、仏教用語を通して考えると、違った角度から捉えることができて、ちょっと楽になるかもしれないですよ、という本。
どちらも、日常生活の中で触れることが少なくなった「仏教」を、とても身近に感じさせてくれる本です。そしてなにより易しくて、優しい!
難しいことは書いてありません。サクサク読めます。そして、大來さんのお人柄でしょうか、何だか優しく接してもらった気持ちになります。ご興味のある方はぜひお手に取ってみてくださいね。
さて、そんなスーパーお坊さんが副住職を務められているお寺は・・・
とっても自然豊かな場所にあり、すぐ近くには佐波川という大きな川も流れています。山と川と田んぼに囲まれ、まさに空気が美味しい!
美味しいといえば、お寺近くのソフトクリーム屋さんは、GWや夏場には行列ができるほどの人気。甘すぎず、生のフルーツのほどよい酸味が美味しかったです!(生フルーツトッピングは、期間限定だそうです。)
お寺では不定期に「お寺ではなそ」という講座を開催されています。
お医者さんとお坊さんが同じテーマについて(主に健康や医療に関すること)、それぞれの立場からお話をしてくださいます。そのお話を受けて、参加者みんなでワイワイお話しする時間もあります。
門徒さんに限らず誰でも参加することができるので、年代も住まいも様々な方々が交流を楽しまれています。
こちらがご住職。前回の講座では、長く福祉のお仕事に携わった経験を元に、認知症についてお話を聞かせてくださいました。
そして、講座の始まる前によく見る光景、サインに追われる副住職さん(笑)
門徒さんのなかには、副住職を「徳地のジャニーズよ☆」なんて嬉しそうにお話ししてくださった方も。私もサインもらっちゃいました☆
徳地地域には他にも、温泉があったり、卵かけごはん食べ放題のお店があったり、そんな美味しい卵で作った「幸福プリン」があったり、いろいろ気になるものがあるのですが・・・下の写真は徳地の名産のひとつ、私の愛飲している「カワラケツメイ茶」です。営業所に常備していますので、気になる方はぜひ飲みに来てくださいね!
(渡辺)
【番外編】 羽田航空神社
お盆に帰省した時に、羽田空港でこんな看板を発見しました。
「航空神社」
神社があるの?
空港に・・・?
看板の示す通りに歩いていくと・・・
ありました!!
国内線・第一ターミナルの一室に、ひっそりとお祀りされていました。
お参りしたご利益なのか、揺れも少なく、耳も痛くならずに空の旅を楽しむことができました! 良かった!
羽田空港国内線ターミナルをご利用の際は、ぜひ行ってみてくださいね。
そして空港つながりで・・・下は今年で開港50周年を迎える山口宇部空港の写真です。時期に合わせた名物で飾られていることがあり、いつも楽しみにしています。
こちらは、山口市の「山口七夕ちょうちん祭り」
こちらは柳井市の「金魚ちょうちん祭り」
さらに、こちらは宇部市の「ときわ動物園」リニューアルオープンのときの写真。
天井いっぱいにぶら下がるテナガザルが可愛かったです。
山口宇部空港をご利用の際は、ぜひ天井ディスプレイにも注目してみてくださいね!
渡辺
防府天満宮 御誕辰祭 (防府市)
【日本で一番最初の天神さま】
【日本三大天神のひとつ】
と言われる、防府市の「防府天満宮」の「御誕辰祭(ごたんしんさい)」に行ってきました!
「御誕辰祭」とは 御祭神 菅原道真公 のお誕生日をお祝いするお祭りで、8月3日から5日の3日間かけて行われています。最終日(今日です!)には花火の打ち上げもあり、多くの人で賑わうようです。(→防府天満宮HP御誕辰祭ページ)
期間中は参道も境内もボンボリでいっぱい!
とても幻想的な空間になり、お祭り気分も盛り上がります!
あたりが薄暗くなり始めた19時ごろから、ぼんぼりの点灯が始まります。
参道を流れる光の帯がとっても素敵です。
浴衣わんこ発見☆(※参道です)
明るいうちはこんな風景だったところが・・・
夜になると、こんな素敵空間に!
個性的なお願い事も多く、ひとつひとつ見て回るのも楽しいです。
驚いたことに、お祭り期間中は境内にビアガーデンが出現します!!
なんとも異国情緒あふれるこのビアガーデンは「春風楼」という建物で、昔は参拝される方々の待合所や休憩所として使用されていたようです。
カウンター席(?)からは、防府の夜景が一望できて、なんとも良い雰囲気!
小学生以下のお子さまには花火の無償配布があり、打ち上げ花火の無い日でも花火を見ることができましたww (中学生以上でも1組50円でもらえます)
そして・・・さすが学問の神様のお祭りされている神社です! 境内には所狭しと子どもたちの書道作品が展示されていました。
防府天満宮というと11月の裸坊祭(はだかぼうまつり)が有名です。11月もぜひ行ってみたいと思います!