【番外編】 秋の名残と迷子の私
みなさん覚えていらっしゃるでしょうか。
先月、紅葉を探して見事に玉砕してしまった記事のことを・・・。
その後、お寺さんやお宮さんを訪ねた際に撮影した写真を
リベンジとばかりに掲載したいと思います!
まずは「雪舟 × 白隠フォーラム in 常栄寺」にお邪魔した時に撮った
常栄寺さんの雪舟庭。
紅葉に夢中で、肝心のお庭全体の写真がありませんが・・・。
ステキな場所ですので、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。
くるっと歩いてみて、自分だけのお気に入りスポットを探すと楽しいです。
続いては、事務所から商店街へお買い物に行く途中にある、超近所のお寺さん。
長寿寺さんです。
立派すぎるイチョウの木にクギ付けになってしまいました!
ちなみにこちらのお寺さんは、以前ご紹介した「もりさま祭り」のお旅所があった所です。
さて次は、ワンコな「マル住職」のいる洞春寺さん。
入口に「もみぢ布団あります」って書いてある・・・!
もう紅葉も終わろうかという頃に訪ねたので、お布団は少々くたびれ気味でしたが
マル住職、本当にもみぢ布団でゴロンとしていました!可愛いです!
可愛いといえば、こちらのイチョウ。コロンとした形が可愛くて思わず撮影。
古代ハス「大賀ハス」で有名な源久寺さんです。
こちらのお寺さんの鐘を見ると、いつも童謡「夕やけこやけ」の「やーまのおてらのかねがなるー」というフレーズを思い出します。
石垣と合わせて、何とも言えない懐かしい雰囲気があるんですよ。素敵です。
さて、件の記事を掲載した後に知人から
「あそこのお寺も紅葉がスゴイらしいよ」
と教えていただいた乗福寺さんにも行ってみました。
だいぶ散ってしまっていたのですが、これはこれで風情があるように思えます。
来年はぜひ、真っ盛りの時にお邪魔したいと思います!
お宮さんでも、秋の終わりの写真を撮ることが出来ました。
山口の天神さま古熊神社さんです。
防府市の天神さま「防府天満宮」はこのブログでも取り上げたことがありますが
山口市内にも、ちゃんと天神さまのお宮があるんですよー!
「山口天神祭り」は山口三大祭りのひとつで、備立(そなえたて)行列という大名行列が練り歩くそうです。
今年は見に行けなかったけれど、来年こそは絶対に行きたいと思っています!
さて、ブログのタイトルの後半部分・・・「迷子の私」
実は先日、お寺さんに行こうとして派手に迷子になってしまったのです。。。
その時に撮った写真がこちら。
うん、完全に山の中です。
対向車が来たら身動き取れない自信があります!
ちなみに、写真に写っている通り
山口県のガードレールは黄色に塗られているものがあります。
山口に来たばかりの頃に教えてもらったのですが
どうやら県道にあるガードレールが黄色く塗られているようです。
黄色は夏みかんの色、とのことです。(夏みかんは県の花)
迷子は焦りましたが、色付いた山を見ながら、のんびりとした雰囲気の集落を
これまたのんびりと走るのはとても心地よかったです。
たまには迷子も良いもんだ。
ちなみに、目的地は超勝寺さんでしたー。
何度もお邪魔したことがあるのに迷子になってしまったのには
まぁ色々と理由があるのですが。。。
何はともあれ
無事、時間に間に合わせることができました。良かったです!!
(渡辺)
防府天満宮 御神幸祭「裸坊祭」 (防府市)
先日の土曜日、11月26日に行ってきました!
西日本有数の荒祭りとも言われる「裸坊祭」(はだかぼうまつり)
今年でなんと1013回目だそうです!めちゃくちゃ歴史があります!
防府市内を歩いていると「兄弟ワッショイ!」の掛け声とともに、
御神輿と提灯の団体があちこちに。
皆さんの行先はもちろん・・・・
日本三大天神のひとつ「防府天満宮」です!
防府天満宮は以前、御誕辰祭でご紹介しましたが・・・
seiwa-yamaguchi.hatenablog.com
その時とはだいぶ雰囲気が違います。
参道の灯篭にバリケード・・・そして大勢の機動隊のみなさま・・・
荒祭りと言われるだけあって、相当激しい何かが行われるのでしょうか・・・
続々と御神輿を担いだ裸坊さんたちが集まってきます。「兄弟ワッショイ!」
!!!?
走ってる!!!
なんと、お祭りに参加される団体の裸坊さんたちは
お神輿を担ぎながら石段を駆け上がる決まりのようなのです!
私なんて歩いて登っても息切れするのに・・・裸坊さん、力強いです!
無事に辿り着いたらお払いをして、御発輦(ごはつれん)に備えます。
次々と到着する裸坊さんたち。かなり個性的なお神輿もあって面白いです。
辺りも暗くなってきて、いよいよ御発輦の時間が近づいてきました。
たくさんの見物人を守るかのように、消防団員の方々が立ち並びます。
合図の花火が上がったら、まずはお神輿登場!
みなさん人ごみの中、必死に手を伸ばして撮影しています!
続いて登場したのは大きな大きな車輪の台車。
この上に御網代輿(おあじろこし)を乗せて御神幸するんですね。
この大きな台車を・・・
裸坊さんたちが本体やロープを使って支えつつ、石段を一気に滑り降ろします!
石段付近はすべて封鎖されているので、その様子を見ることはできませんが
「ゴゴゴッ」という音が聞こえてきて迫力満点です・・・!
そしてついに登場!!
本日の主役!! 道真公のご神体を乗せた「御網代輿」(おあじろこし)です!!
触れると願いが叶うと言い伝えられていて、裸坊さんたちが群がります!
重さ約500kgの御網代輿が、裸坊さんたちによって運ばれていきます。
・・・が、人が多すぎて御網代輿がまったく見えません!!
「兄弟ワッショイ!兄弟ワッショイ!」
このとっても重い御網代輿も、石段を滑り下ろしますが、
熱気が凄すぎて音もよく聞こえません!!
あとに続く提灯もすごい数です!この大行列が、街中を練り歩きます。
夕方からポツポツと降り始めた雨が本降りになりそうだったので
傘の無い私はここで撤収することに。
と、帰宅途中に大行列の一部に遭遇しました!
「兄弟ワッショイ!」 雨の中、本当にお疲れ様です・・・!
想像以上に迫力満点のお祭りでした!
参加者も多ければ、見物人も多い!大騒ぎの大賑わい!
見物していると、見ず知らずの後ろや隣りの人が
「出発の時間になると花火が上がるんですよ」とか
「あの台車に御網代を乗せるんですよ」とか
他にも色々なことを教えてくださるんです。
本当に地域に愛されているお祭りなんだなぁ、と感じました。
まだ見たことのない方、ぜひこの熱気を体験してみてくださいね!
(渡辺)
【超勝寺さん】「第7回 お寺ではなそ」開催のお知らせです
山口市の超勝寺さんで不定期に開催されている講座「お寺ではなそ」が、12月10日(土)に開催されます!
今回のテーマはズバリ「食べる」 !!
「精進料理」や「食と健康」について、お坊さんとお医者さんがそれぞれの立場からお話を聞かせてくださいます。
今回は「食べる」体験 もあるとのこと。
生きるのに欠かせない重要なことだけれど
それほど意識せず、何気なく行っている「食べる」という行為。
それが講座のなかで、どのように取り扱われるのか非常に気になります!
詳細は↓以下↓のリンク先を御覧ください。
※どなたでもご参加いただけますが、事前の申し込みが必要です!
↓ ちなみに、超勝寺さんはこんなお寺さんです ↓
seiwa-yamaguchi.hatenablog.com
山と川に囲まれた自然豊かなお寺さんで、
老若男女、みんなで気楽に「食べる」ことについて考えたりお話したり。
ぜひ、遊びに行ってみてくださいねー!
(渡辺)
「雪舟×白隠フォーラム in 常栄寺」開催のお知らせです
今度の土曜日に、雪舟庭で有名な常栄寺さんで
「雪舟 × 白隠フォーラム in 常栄寺」が開催されます。
今年来年が、臨済禅師没後1150年、白隠禅師没後250年ということで
全国各地で禅や水墨画をテーマにしたイベントが開催されていますが
雪舟さんが築いたお庭のある常栄寺さんでこのようなフォーラムが開かれるのは
とても山口県らしくて良いなぁ、と思います。
教科書にも出てくる水墨画で有名な雪舟さんと
多くの禅画を残された臨済宗中興の祖、白隠さん。
どのようなお話が聞けるのか、とっても興味深いです。
当日は白隠禅師の貴重な作品(掛け軸)も展示されるようですので、
ご興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね!
日時:2016年11月19日(土) 13:00~(3時間程度を予定)
場所:常栄寺 山口市宮野下2001-1
会費:拝観料を御志納ください
お問い合わせ:常栄寺(☎083-922-2272)
さて、常栄寺さんといえば・・・
紅葉の時期に合わせて、雪舟庭がライトアップされるんですよ!
11月18日から20日まで、3日間だけの特別な夜間鑑賞会です。
この期間だけのお宝特別公開もあるようです。
こちらもぜひ、おでかけになってみてくださいねー!
(くれぐれも温かい服装で)
(渡辺)
【番外編】 紅葉どうでしょう(山口市編)
最近ちらほら赤や黄色に色付いた街路樹を目にするようになりました。
そういえば「あそこのお寺は紅葉がキレイだよ」と
いくつか教えてもらったなぁ・・・
というわけで、山口市内の紅葉で有名なお寺さんに行ってみました!
まずは鋳銭司という地域にある「両足寺」さんです。
うーん、ところどころ色付いてるとはいえ、まだまだっぽいですね。
参拝者の方が「まだあと1、2週間は先じゃないかなー」
とおっしゃっていました。
つわぶきはとっても綺麗でしたよ!あちこちに咲いてます!
そしてさらに・・・
駐車場からの眺めが抜群に気持ち良いです!
絶えず鳥の声が聞こえる、いつまでものんびりしていたくなるようなお寺さんでした。
さて、次のお寺さんは吉敷という地域にある「龍蔵寺」さんです。
こちらのお寺さんも、受付の方が
「あと2週間くらい経ったら見ごろでしょうかね」と言われていました。
大イチョウも、金色になるのはまだ先かなー。
不動明王様のまわりは、けっこう色付いていました!
その横を流れる「鼓の滝」は・・・
うーん、マイナスイオンに癒されます。。。
さて、次に向かったのは「瑠璃光寺」さん。お目当てはやっぱり
五重塔です。ここは春夏秋冬、いつでも絵になりますね。
たまには気分を変えて、いつもとは違う場所からも撮ってみました。
さて、せっかく瑠璃光寺さんまで来たので
お隣の「洞春寺」さんにも立ち寄ってみました。
うーん・・・やはりまだ早かったですね。。。
山口市内の紅葉が見ごろを迎えるのは、あと1~2週間先のようです。
(渡辺)
「第六回あとう寄席」開催のお知らせです
山口市にある阿東という地域で、落語やります!
阿東のなかでも「徳佐」という地域の、曹洞宗のお寺さん5箇寺が共同で主催されています。
年に1回開催されており、今回で6回目、なんと入場無料です。
はじめは、こちらのブログでも紹介したことのある「泉福寺」さんが
日頃からお世話になっている地域の方々への感謝を込めて始められたそうです。
seiwa-yamaguchi.hatenablog.com
そもそも、どうして落語なの??
それは落語家の桂 梅團治さんが鉄道が大変お好きで
鉄道が縁となり泉福寺のご住職と知り合われたから。
そう、泉福寺のご住職は「船平山鉄道親交会」の会長さんなのです。
そんなきっかけで始まった「あとう寄席」
数年前から徐々に同じ曹洞宗のお寺さんが仲間に加わり、
現在では5つのお寺さんが協力して開催されています。
もちろん、阿東以外の地域にお住まいの人も、檀家さんではない人も
どなたでも入場できますよ!
私も行きます! 初、生落語☆ 楽しみです!
日時:11月6日(日) 開場12時半 開演13時半(15時終了予定)
場所:阿東地域交流センター 大ホール 入場無料!
山口市とはいえ、すぐお隣は島根県津和野町。
山の中で市街地からは少し距離があります。
無料とはいえ、わざわざ出向くのは・・・
そんな方にはぜひ、阿東観光とセットで遊びに行かれることをおススメします!
阿東といえば・・・
観光リンゴ園 今の時期、まだリンゴ狩りできますよ!多分。
→徳佐リンゴ観光協会ホームページ
SL「やまぐち」号 徳佐駅で降りれば、会場まで徒歩5分です。
素晴らしいことに、行き帰りの時間が落語の開催時間に丁度いいのです。
現在、下りの空席がわずかのようですので、ご予約はお早めに。
長門峡 自然豊かな山口県を代表する渓谷で、秋の紅葉は特に人気があります。
道の駅もあり、毎年たくさんの観光客で賑わいます。
ちなみに11月3日は道の駅で「第35回 長門峡もみじ祭り」が開催されます。
(が・・・見ごろはもう少し先ではないかというお話も耳にしています。)
道の駅といえば、徳佐にも道の駅があるんですよ。
道の駅 願成就温泉 その名の通り温泉があります!
最近寒いですからね。阿東は山なのでさらに寒いですからね。
帰りは温泉で温まるのも良いかもしれません。
→ 道の駅 願成就温泉ホームページ
そんな道の駅願成就温泉のすぐ先は、もう県境。お隣は観光名所の津和野です。
もう思い切って、津和野観光してきても良いかもしれませんね!
(渡辺)
正宗山 洞春寺 (山口市)
松並木がステキな「正宗山 洞春寺 (しょうしゅうざん とうしゅんじ)」さんは山口市にある臨済宗のお寺さんです。
五重塔で有名な瑠璃光寺さんのすぐお隣にあり、毛利元就公の菩提寺ですが・・・
●重要文化財である山門・観音堂は大内氏によって室町時代に創建されたもの
(観音堂は元の場所から移建された)
●明治維新で活躍した長州ファイブの一人「外交の父」井上馨のお墓がある
など室町時代から明治維新まで、山口の歴史と関わりの深いお寺さんでもあります。
そんな由緒あるお寺さんのご住職は・・・
ん??? わんこ???
実は、この洞春寺は「犬の住職」マル住職でも有名なのです!
本物(?)のご住職とは京都での修行仲間で、女の子です。
ツイッターで呟いたり、フェイスブックに投稿したり、テレビに出演したりと大活躍なマル住職。
とはいっても、愛らしくじゃれてくる・・・ようなワンコ住職ではありません!
マル住職の周囲には柵が張り巡らされ・・・
至る所に「噛みます」「近づかないで」的な注意書きが・・・。
愛想が無くても、近づくと危険でも、みんなに愛されているマル住職。
紅葉布団でご満悦な様子の絵が飾ってありました。もう少し寒くなったらこんな光景が見られるそうですよ。
ちなみにこの紅葉、竹林とセットで密かな撮影スポットとして人気だそうです。
こちらが本物のご住職。観音堂の前でパチリ。
撮られるのは苦手なんですよ、と言いつつもステキな笑顔で応えてくださいました!
ちなみにお願いすると観音堂のなかも見せてくださいます。
歴史を感じさせる建物も素晴らしいですが、中も静かで美しい空間が広がっています。
実は、洞春寺にお邪魔した日は来年9月から始まる「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」のモデルツアーの真っ最中でした。
文字通りお邪魔・・・ですが、ラッキーとばかり便乗して、付いて行くことに・・・!
お寺にステンドグラス・・・!!
(檀家さんが作ってくださったもので、お寺さんらしく蓮の花と菩提樹がデザインされています。)
江戸時代に実際に使用されていた駕籠が吊り下げられてる・・・!
他にも、本堂の柱に残された鴻城隊による刀傷(※)など、普段なかなか目にすることのできないものを、ご住職の説明付きで見学することができました。
(※奇兵隊による刀傷と記載しましたが、誤りでした。正しくは井上馨が率いた鴻城隊によるものとのことです。修正致します。大変失礼致しました。)
そして禅宗のお寺さんらしく、最後はみんなで坐禅タイムです。
短いながらも充実した洞春寺ツアーを模擬体験してしまいました!
みなさま、お邪魔してすみません。ありがとうございました!
最期に・・・
洞春寺の鐘楼門は市指定の文化財なのですが、吊るされている鐘は大晦日に撞き放題だそうです。
撞き放題・・・ご興味のある方はぜひ!今年の年末は洞春寺へ。
(渡辺)