正宗山 洞春寺 (山口市)
松並木がステキな「正宗山 洞春寺 (しょうしゅうざん とうしゅんじ)」さんは山口市にある臨済宗のお寺さんです。
五重塔で有名な瑠璃光寺さんのすぐお隣にあり、毛利元就公の菩提寺ですが・・・
●重要文化財である山門・観音堂は大内氏によって室町時代に創建されたもの
(観音堂は元の場所から移建された)
●明治維新で活躍した長州ファイブの一人「外交の父」井上馨のお墓がある
など室町時代から明治維新まで、山口の歴史と関わりの深いお寺さんでもあります。
そんな由緒あるお寺さんのご住職は・・・
ん??? わんこ???
実は、この洞春寺は「犬の住職」マル住職でも有名なのです!
本物(?)のご住職とは京都での修行仲間で、女の子です。
ツイッターで呟いたり、フェイスブックに投稿したり、テレビに出演したりと大活躍なマル住職。
とはいっても、愛らしくじゃれてくる・・・ようなワンコ住職ではありません!
マル住職の周囲には柵が張り巡らされ・・・
至る所に「噛みます」「近づかないで」的な注意書きが・・・。
愛想が無くても、近づくと危険でも、みんなに愛されているマル住職。
紅葉布団でご満悦な様子の絵が飾ってありました。もう少し寒くなったらこんな光景が見られるそうですよ。
ちなみにこの紅葉、竹林とセットで密かな撮影スポットとして人気だそうです。
こちらが本物のご住職。観音堂の前でパチリ。
撮られるのは苦手なんですよ、と言いつつもステキな笑顔で応えてくださいました!
ちなみにお願いすると観音堂のなかも見せてくださいます。
歴史を感じさせる建物も素晴らしいですが、中も静かで美しい空間が広がっています。
実は、洞春寺にお邪魔した日は来年9月から始まる「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」のモデルツアーの真っ最中でした。
文字通りお邪魔・・・ですが、ラッキーとばかり便乗して、付いて行くことに・・・!
お寺にステンドグラス・・・!!
(檀家さんが作ってくださったもので、お寺さんらしく蓮の花と菩提樹がデザインされています。)
江戸時代に実際に使用されていた駕籠が吊り下げられてる・・・!
他にも、本堂の柱に残された鴻城隊による刀傷(※)など、普段なかなか目にすることのできないものを、ご住職の説明付きで見学することができました。
(※奇兵隊による刀傷と記載しましたが、誤りでした。正しくは井上馨が率いた鴻城隊によるものとのことです。修正致します。大変失礼致しました。)
そして禅宗のお寺さんらしく、最後はみんなで坐禅タイムです。
短いながらも充実した洞春寺ツアーを模擬体験してしまいました!
みなさま、お邪魔してすみません。ありがとうございました!
最期に・・・
洞春寺の鐘楼門は市指定の文化財なのですが、吊るされている鐘は大晦日に撞き放題だそうです。
撞き放題・・・ご興味のある方はぜひ!今年の年末は洞春寺へ。
(渡辺)