【番外編】 能のカタチ(洞春寺)
夜のお寺にたくさんの人影・・・? 何をしているのかな?
答えは「能」!!
お面被って古文のような言葉を話して動きが独特の、
日本が世界に誇る無形文化遺産の、あの「能楽」です。
先週の木曜日に、山口市の臨済宗のお寺さん洞春寺(とうしゅんじ)で
能の講座「能のカタチ」が開かれたので参加してきました!
みなさんは能って見たことありますか? 私は生まれて初めての能体験でした!
とはいってもワークショップなので、目的は「能の鑑賞」ではなく「能に親しむ」こと。
私のような初心者にはうってつけです!
今回は6月に続き2回目の開催だそうです。
毎回テーマがあって、今回は「舞」と「謡」とのこと。
「まずは見てみよう」ということで、簡単なストーリーと見どころの説明を受けてから仕舞の鑑賞です。初めて間近で見る能の、動きの美しさと謡(うた)の力強さに引き込まれます。
引き込まれすぎて、きちんと写真を撮る余裕もありませんでした。。。
「舞」と「踊り」の違いや能独特の様式美についてのお話を聞き、ますます能に興味が湧いてきます。
そしてさらに・・・
能面を付けてハコビ(歩き方)の体験をさせていただきました!
私の付けているコレは武将のお面だそうです。強そうでしょうか?
顔がはみ出ているのは私の顔が大きすぎるというわけではなく、能面は顔より小さく作られているものだとのことです!
体験希望者みんなでハコビ練習中・・・老若男女が入り交じり能面を付けてぎこちなく歩く、なんともシュールな光景に。。
続いて「謡」の体験。講師の先生の真似をして、参加者みんなで「高砂(たかさご)」を謡います。
聞いているだけではなかなか意味の分かりづらい謡も、自分で声に出してみると親しみを感じます。
そして最後に改めて仕舞の鑑賞。講義と体験のおかげか、ただ圧倒されるだけでなく、より楽しんで鑑賞することができたように思います。
それにしても美しい。
アットホームで楽しみながら、貴重な体験もすることができて、素晴らしい講座でした!! 楽しい時間をありがとうございました!
みなさん、能楽めっちゃ楽しいですよ!!
来年もテーマ「狂言」で開催予定だそうです。
日時が決まりましたらぜひ、こちらのブログでもご紹介したいと思います!
さて、今回講師を務めてくださった3人のうちの一人「能楽師 今村嘉太郎」さんは、実は毎月山口市で能楽教室を開催されています。
場所は何と!市指定有形文化財でもある本物の能舞台「野田神社能楽堂」です。
まるっきりの初心者でも、本物の能舞台でお稽古できてしまうんです。衝撃です!
詳細は今村嘉太郎さんのホームページの「能楽教室」のところを御覧ください。
日時に変更がある場合がありますので、直接行かず、必ず事前にお問い合わせをお願いします。
(渡辺)